やっと…

トロント在住の家人は昨年3月からレイオフ状態でコロナ給付金と失業保険で食いつないでいました。

会社のマネージャークラスは初期段階で解雇。それ以下のクラスでも何人かは失職したと聞いています。

家人も解雇リストに入ってる?とかいう噂が聞こえたりする中、ヒヤヒヤしながら1年と数か月ずーーーっと自宅待機を余儀なくされているわけです。

春以降、漸くワクチン接種率があがって感染者数が激減。現在政府主導の元慎重に経済活動再開が進んでいます。

日本と違って厳しいロックダウンが行われていたカナダではホスピタリティ業界はほぼ壊滅状態。家人が勤務する会社も例外ではなく、7月6日に解かれるはずだったレイオフも9月まで再々々延長との連絡を受けたそうです。

今度こそ、と勤務再開を待ち望んでいた家人の失望は大きかったに違いありません。

失業保険の給付は10月に切れる。9月に仕事に戻れる保証はない。そろそろ本格的に就職活動をした方がいいかも…?

もちろんこの1年の間遊んでいたわけではなく、転職を視野に入れた資格取得、レジメ再編集などできることはしていたようです。ただ経済が動いていないので求人はほぼ無いに等しい。たまにあっても求職者が群がる状態であると推察されます。

家人の希望は今の職場に残ること。異業種も考えたようですがこれまでのキャリアを捨てたくないのが本音なんだと思います。

永住権を取得できたのは今の会社でがんばったからというのが大きいですし、職場の人間関係が聞いていると驚くほど良い。信頼関係を築くことができた同僚や上司とまた一緒に働きたいのでしょう。

春以降、私は家人に人事部と連絡を取り続けることを勧めていました。続けて働く意欲があることをアピールしておくことが必要だと感じたからです。家人も同意感だったのかどうか、人事部にメールしたり直接オフィスに顔を出したりしていました。

それはともかく。先日「9月まで暇になったんなら一度こっちに帰ってくれば?」と提案しました。

家人は既にワクチン2回摂取を終えているので一旦国外へ出てカナダに戻る際の自主隔離は免除されます。永住権カードも手元にあります。なんら問題はないはず。東京着だと東京から2週間動けませんが、ソウル経由の便で大阪へ帰ってくればその後の活動もスムースです。

そんな話をしていて約2年ぶりに会える!?と喜んでいたらつい一昨日人事部から勤務の打診があったとな。

マジか、と一瞬がっくりきましたけど本人にしてみたら願ったり。即答でオーケーして結局来週から週5日シフトで職場復帰だそうです。

やっと……( ;∀;)

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やっと…” に対して2件のコメントがあります。

  1. Lyooco より:

    じっとただ待つというのはお辛いことだったかと存じます。
    ご家族の職場復帰、本当に良かったです。
    国内の接種も早く進むと良いですね。

    1. 水草 より:

      安堵と同時に感謝の想いでいっぱいです。
      このご時世、職を失った方も多い中、家人は恵まれているのかもしれません。
      私は明後日一回目です。秋にはワクチンパスポートを手に渡河したいものですw

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