カナダ永住権取得への道①

注)当記事は昨年5月29日に書いたものの再掲載です

私自身のことではないです。


小学+中学時代をトロントで過ごし、日本の高校を経てトロントの大学に進学。卒業後もカナダに残って就職した家人の話です。大学を卒業したらどうするのかな、日本に帰ってくるのかな。でも日本で就職してもあんまり面白そうじゃないけどな。
まあ好きにしたらええよ・・・と私は思っていました。ツレなどはてっきり東京で就職すると考えていたみたいです。
結局外から見た日本社会は家人にとってあまり魅力的ではなかったようです。日本語を話す時間が減るにつれ自分の居場所はカナダにあると思うようになったのでしょうか。トロントで就職して永住権を取得すると決めました。


とは言え、永住権は簡単に取得できるものではありません。年々審査は難しくなる傾向にあると聞いています。
申請するにもいくつかカテゴリーがあるのですが、家人の場合はExpress Entryを利用できました。
エクスプレスって付いてるから簡易なのかな?と思いきやそれがなかなか複雑で💦
2015年から導入されているポイントシステムなんですが、永住資格があるかどうかが1200点満点のポイントによって判断されるんだそうです。ポイントは英語力や年齢、学歴や就労経験など様々な項目の合計で決まります。30歳を超えると年齢ポイントはどんどん減っていくらしいですよ。やっぱどこでも人材は若い方がいいのね😅
基準をクリアしても即申請できるわけではありません。オンラインでプロフィールを作成して先ずエントリーするんですね。2週間に1度ドローイング(抽選?)が行われ、最低得点以上あると招待状(Invitation to Apply)が届くんです。最低得点は毎回違ってて上下するようです。昨年末から少し高めになってきてるのかな?
そしていよいよ本申請となります。就労経験や学歴などの証明書類+健康診断+無犯罪証明などを提出して審査。何ら問題がなければ永住権を手にできるわけですが、早くとも審査に半年はかかると思われます。それでも以前は1年以上かかっていたらしいので・・・それでエクスプレスなのか。なるほどw。手数料などもなかなかかかっちゃうみたいです💦💦💦

永住権って専門性のある職業に就いていたりとか投資家とかは比較的とりやすいイメージですよね。専門職でない家人などはエクスプレス・エントリーの資格を得るまでにもそれなりの時間と努力が必要でした。

カナダの教育機関でフルタイム就学+学位取得すると最長3年のワークビザ(Post-Graduation work permit)がもらえます。supervisor以上のポジションでのキャリアが1年以上あるとポイントも高くなるのですが、これがまあ一番大変だったみたい。新卒社員がいきなりスーパーバイザーなんて日本じゃなかなか考えられないじゃないですか?家人は就職して1年たった頃からかなり積極的に自己アピール&根回しに人脈作りを心がけて昨年春に念願のスーパーバイザーのポジションを手に入れました。やる気と実力のある人間を認めるという北米のカルチャーの元ならではですね、多分。話しを聞く限り悲喜こもごも色んなことがあったようですわ・・・。
就労ビザの期限は確か今年の8月だったかな?ビザが切れるとカナダに滞在できませんから余裕をもって5月末の申請を目標に準備を進めていたのです。が、しかし世の中そう思うようにはいきません。ここへきて新型コロナの感染拡大。一時はもしかしたら永住権を諦めて帰国することになるかもしれないね、と話していました。
結論から言えば今現在、家人は昨日無事にITAを手にすることができました。本人も私も今ほっとしているところです(てか脱力ですねw)あとはミスがないよう十分気を付けて書類申請。それはそれでドキドキしますが💦
長くなってきたので今日はここまで。詳しい経過はまた機会があれば記事にしたいと思います。

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